峡の僧院

 

峡は、朝夕で反対方向に強風が吹き、航空の難所にかぞえられています。
峡の底には僧院があり、毎日“なづけ”と“なとき”の2大経典がひもとかれています。
時刻により、峡の出口の宿場まで、風にのって朗誦の唸りが響いてゆきます。
人々はそれを朝鳴り、夕鳴りと呼んで、時を区切ります 。